2017年12月29日金曜日

カヌーと手前味噌

朝、ツアー。その間閉まる店。
さすがに切り替えできるようにもなったぞ、手のかかる店と付き合って三冬目。
何事も三年続けて初めて語ることを許されると思っている。
そんなわけで、素人なりに、来春を無事に迎えるのが今から楽しみで。一段落つけるな、と。
稼ぐ意味とかお金の重みとかやりがいとか達成感とか、無意識で当たり前のものとして享受していた全てが当たり前ではなかったこと。

しかし、大人しく待ち受けるより、稼ぎに自ら攻める戦法自体は、性に合うような気がする。単純に外で働くのは気持ち良い。

冬も風が落ち着いていればやさしい気持ちでカヌーに乗れる日もある。
きれいな水があって、風が吹いて、うるさい音はなく、人がいて、寒いねって笑い合う。
それだけ。主張も誇張もしない。ただ、あるものをあるね、って一緒に。
共に感じる。
カヌーはぼくが本当に欲しいモノだけ全部くれる。ぼくがお金を払うべきではないかと思うくらいツアーでもらっている。それを仕事にして食えている幸運。

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あれから三年。

なんだか、ずいぶん昔な気がするけれど。
たった三年。されど三年。
心が落ち着かないと味噌は仕込めないようだ。
「発酵」と「暮らし」の密接な間柄。

いずれは麹もつくりたいもんだなあ。


この頃は、寝かせるとおいしくなるものにめっぽう弱い。

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