2017年7月19日水曜日

揺らぐことなき「宇宙船カヌー」説@朱鞠内湖


シュマリ。朱鞠内湖(しゅまりないこ)。人造湖。釣りキチの聖地。ココハドコダ。


ガイドは3人。店番は1人。両刀使いは1人。
トータルバランスを鑑みて、両刀使いの浮気性ガイドは足りていない方に立つ。不器用なくせによくやる。
去年までよりずっと店への思いを手放せている。ふっくんのおかげ。
しかし、無敵ガイド化するにはまだ困難な環境の中、ガイドたちが無敵化するための足場を整える作業に頭も労力も向け出して早三シーズン。ガイドは泳がせてなんぼ。ぼくが誰よりも泳いできた。
しかし、まだまだ現役じゃい。自分の、特別なことは何もしないツアーが一番だと思っている。出たがりな気持ちがこうして顔を出してくるときは、「能ある鷹は爪を隠す」と三回唱えて鎮火する。不機嫌になったり泣くのはもうやめた。心の波立ちをありのままに出すのが正しいとは限らないこともあると言ったらいつかのぼくは卒倒するだろうなあ。

どちらもできる人はそういないし、誰もやらない。
負荷を与えないと、ぼくはgood manになれない。
ぼくはgood manになりたい。

人生を、自身をもっと面白くするためなら、何だってする。

日々の、たまに水の上に出る程度のリズムに乗りづらいガイディングだけでは手離してしまいそうなカヌーとの関係性を見つめ直しに、春からずっと頭の中でぐるぐるしている問題解決の糸口を探しに、290キロ北上した。

分からないことは一人では解決できないのだから、先人に聞くが早い。
三浦雄一郎さんも本でそのようなことを言っていた。



6年前。パドルで型破りな「自由」を教えてくれた男は東から北へ。

どう漕ぎたいかって、どう暮らしたいか。


0 件のコメント:

コメントを投稿