昨日漕いだ千歳川と今日の千歳川はまるで別人。
風が立ち、枝が折れたのは、切り替えろよ、の合図。それでもウールの靴下はぬれてもあたたかく、ぼくの味方だ。
支笏湖は仕事。千歳川は暮らし。いつもそっと寄り添うように。
同じ場所、同じ乗り物、同じ空気、あらゆる「同じ」を共有して、ひとつの川に浮かんでいても、個は個。交わっているのと擦れ違っているのは、違うようで実は大差ない。
一年中同じ仕事をしていたら、もっと磨かれるのだろうか。さらに先がどんど、開けていくのだろうか。展開は二倍。年数を重ねるごとに、きっとそれはさらにさらに拡大していく。
時を止めねば。忘れないと前に進めない。
または、飽きるのだろうか。もしくは熟成されることもあるが。
しかし大抵の人は同じ仕事をしている。
これから、というところで寸止めされるような。これをしたらどうだろう、あれは?…タイムオーバー。
二兎を追う者は…なのか。後ろ髪引かれつつ、夏も冬も終わる。あともう少し。その思いはもう一方には残酷。足を引っ張り合うのではなく、相乗効果を狙いたいものだ。
自由の後遺症が高くつくのは毎春承知の上。
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