2016年12月5日月曜日

今年も友だちがやって来た

生まれた川に帰るサケ。


ぼくらはどこに帰るのか。

2013年。春の高尾山。around 25.

みんな、それぞれに支笏にやってきた、2016。共有していないことは山ほどある。しかし、まあ、顔を一目見れば、語らずとも‥である。
好きな人に会いに行くことを億劫だと思ったならその程度のことなんだろう。会いたいもん、伝えたくなるよ。今日、ぼくのまわりに起きた小さいけれどクスリと笑える事件の数々を話したい。聞いてもらって笑わせたい。

その冬が楽しすぎた。冬が楽しくなればなるほど、夏への不安も増す。半年ごとに移動を繰り返す人間の憂鬱、である。せっかく盛り上がってきたところでまたリスタート。半年という時間はいつも何とも言えない早さで過ぎ去る。慣れるのには時間がかかる。心は簡単に離れるが、簡単に元通りにはならない。まあ、とにかく毎春、ぼくの顔はとにかく酷かったらしい。雇用主夫婦ふたりとしては、言いたいことは山ほどあったのであろうが、何にも言わずに見守ってくれていたことをその当時のぼくは知る由もない。
自分のことしか考えられなかった。見えなかった。まあ、いつでもどこでも心配される側で、本人は苦しいのだけれど、思えば「自己に淫する」というのは、ある意味で非常に幸せな時期でもあるよなあ、と。ぼくの場合、それがかなり長引いてしまったけれど。
今やすっかり思春期は卒業した気でいるけれど。

春は必ずやって来る。ぼくは本気で春から逃げようとしていた。しかし、行く先々でサクラに迎えられてしまったから、諦めて春より一足早く北国へとカブで走ったのである。

昔話を少ししてしまったのは、いつかの恥ずかしいプリクラ写真のせいかなあ。出会ったころからおじさん顔だった君にも若い顔があったのだね。わはは!

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