2016年4月8日金曜日

束縛と自由、グッドバイ、ハロー


日中、お店に鍵をかけずに、カヌー御殿へお散歩。

わ、いつ振りだろう。支笏にいて、営業中に店から抜け出したの。
弾んでしまうのはなんだろう。
別に本当に、店が嫌いな訳じゃない。というか、今、店との距離がいちばん近いのは多分オレ。
ずっと、ふたりぼっち。いいときも悪いときもいつも一緒。もはや、恋人より恋人。

守らせてくれてありがとう。
何かをオレでも守れるんだって、2011年からずっと手を伸ばし続けていたものにようやっと手が届いたことが嬉しい。

守りたいものがいくらあっても、守らせてくれと懇願したところで、信頼がなければ、任せてはもらえない。しかし、任せてもらえないことを、まずは委ねてもらえないことには、守れるようになるはずもない。

先の見えない「これから」に賭けてもらう意味。期待を裏切らないため、踏ん張る中でしか、守り方は学べないし身につかない。

傷つきたくないから、委ねない。信じきれないから、委ねない。
いろんな人がいるなあと、この頃本当によく思う。
守りたい人が守らせてくれるわけでもない。

世界はもっとシンプルなのに。どうでもいいことを気にして比較、損得勘定しているうちに、人生は終わってしまう。
方法論より、言葉より、心で交わせなかったら何の意味があるのだろう。
人と人との間には見えない大切なものがたくさんある。
しかし、何が大事かも人それぞれ。世の中、宇宙人だらけ。多くを学んだ。

ずっと当たり前だったことが、当たり前じゃなくなっていた。
ぼくが支笏にいるときは、つまり、店が開いているときで。
ぼくが休みの日は、店が閉まって。
冬の間中、ぼくはイコール店だった。息が詰まるほど、濃厚な時間に、グッドバイ。




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