2016年1月21日木曜日

十二夜の大寒


朝。誰も見ていないところで、面白いことをしてしまう。
昼。誰も見ていないところで、面白いことをしてしまう。
どっきりかな。思わず、カメラを探した。

面白いことは、ちょっと言いたい…というか、痛い。

燃えるごみの日、ちょっと嫌い。汚れたジーパン、履き替えた。

お粗末でした。



このコーヒー、おいしい。

世界には何億の人がいるんだっけ。

世界人口のうち、ふたり。
ぼくの淹れたコーヒーを、わざわざ言葉にして返してくれた。
コーヒーが、ネルを通って、ぼくとあなたのフィルターを通って、素敵な言葉になった。

おいしい。

…ぐっっっとくる。直視できなくなる。分かってくれるか、そこにたどり着くまでの道程。まずい、泣きそう。高村光太郎。

自分を認めてもらえた気になるらしい。

幸せはそんなもんだ。コーヒーは深煎りだが、ぼくは年々浅くなっていくなあ。
無駄なこだわりをぽいぽいしながら、身軽に歩ってる。


久しぶりに月夜の下でなおきさんとあーだこーだ言いつつ作業。

いやあ、今夜の月は明るい。純度が特に高い気がした。

なんとなく、なんとなく、本当に漠然と、
苦しみも悲しみも喜びも、たいした違いではないのかもしれない。
旅は暮らしだった。ここがあそこだったわけだし。嫌いも好きも、全部、元をたどれば出所は同じ。流れはあるようでない。
ぼくらは元々、たったひとつだったのだから。

明日も昨日もあさってだって、あるかないか分からないのは同じこと。
あると馬鹿みたいに信じ抜けるのが愚かな人間唯一の才能。
ぼくは愚かなわりにはあんまりそれを信じられずに、毎日、生きているか?確かめながら生かされてきて、訝しがりながら、これからを生きていく。
今よりもっとずっと面白い世界を見たいだけ。

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