2016年1月18日月曜日

毎日同じ味


毎日同じ味…にはなかなかならない。


メニューにコーヒーはひとつだけ。
ひとつの味と、一対一でひたすら向き合う開店前の実験場。
大好きなコーヒーが少し憎たらしくもなってきた。
しかし、逃げない。白旗はあげない。負けてなるものか。
本当に好きならとことん向き合うのが筋だろう。稼ぎながら、自分の「好き」と真剣勝負をする機会をいただいた。
ぼくはこのコーヒーがたまらなく好きなはずなのだ。

お店に行っても確かに違う。
この前美味しかったからと同じものを頼んでみても、あれ?となることはまあ、ある。丁寧な所作は、美味しさにつながっている気がする。
豆の鮮度は焙煎直後をピークとして、ただただ落ちていく。

ペース配分が掴めないのは仕方がない。
変化にいかにして気付き、対応するか、できるか。淹れる側の手腕。心も作用してしまう気もする。

こうするとどうだろう。うーむ、これよりはそっちがベターか。でも、ベストには程遠い。が、この鮮度で、今のオレの最善は尽くしたか。

一番面倒臭い飲み物はココアでもチャイでもなく、コーヒー。
手がかかる、難しい。悔しい。乗りこなしてやろうじゃないの、となる。
そんな乗り物もあるよね。カヌーとコーヒー。ふたつは似てる。相性がいい。

明日は休戦やでー。



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