2014年8月8日金曜日

久々、恋の唄とお口のチャック

今にも降り出しそうな空色の中、結局支笏は雨には当たらず。


カヌー上の浮遊感?がいたく気に入ったらしいお客さま。
上陸しましょうかと声掛けをすると、「休憩しないといけないんですか?気持ちが良いのでずっと乗っていたいのですが‥」

‥その気持ち分かります、分かります。
では、今日は湖上でSoto Cafe。

コーヒー片手に選んだBGMは、「初めての千歳川の感動」。
まさかその川のそばに暮らすことになるとは思っていなかったこと。

去年までのツアーは毎日こんな風にして、恋の唄を夢中でうたっていた。


暮らしの音が少しずつ大きくなってきている今。そう、唄わずとも音楽は鳴らせる。


合間にはちょいと所用で、突然のカヌーライフ ネイティブ代表・工藤氏。
予期せぬ再会ほど嬉しいものはなく、結局そう簡単にヒトは変わらないものらしく、今年は締まりがよくなってきたはずのお口のチャックはどこへやら、ぼくは決壊したダムよろしく、息せき切って一生懸命に喋ってしまった。

この人の優しさは天下一品。ぼくはこの優しさを前にするとてんで弱い。
絶対的な包容力に身を委ねたい方は、定山渓へ。



忙しくなっていくほどに、試されるのは誤魔化せない人間力。
体力的・精神的余裕がなくなっていく今、どれだけ目の前の人のことを思えるか。
気力・体力が有り余っているときにはできることが、今はとても難しくなっている。

精進せねば。まだまだぼくは未熟だ。

頭の中にあるラフだけれど確かなイメージを水の上で具現化できる日は、1シーズン何百回行うツアーのうち、はて、何回あるだろう。


カヌーもボードもそうだけれど、できないからオモシロイ。できないことがオモシロイ。
一筋縄でいかないからこそ、そそられる。飽きずに続く。

いつまでも恥をかくことを楽しめる、自分を笑える人間でありたい。



下手の方がいいんだ。 笑い出すほど不器用だったら、 それはかえって楽しいじゃないか。

by TARO 岡本


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