2014年3月22日土曜日

モラトリアムなアジアの追憶

北海道は昨日から荒れていて、なんだかとっても久しぶりに雪を見た気がする。
これが今年の冬、街に降る最後の雪かなあ。

あたたかい部屋から雪空を、見るでもなくぼんやりと眺め見やるのが好きだ。


いつか、アジアの街で友人と暮らした日々と似た匂い。
旅と暮らしは、相反するように見せてはいるが、実は非常に密接な関係にあり、
旅先という一般的非日常のトンネルにいざ足を踏み入れたなら、その先には一般的日常、つまり、暮らしが、延長線上に在ったのだ。
ぼくらは知らない街をいつも通りに何でもないように歩きまくり、
家に帰ると紅の豚の台詞を覚えるほど鑑賞し、プールで泳いだり、何とも自堕落なある意味では幸せで特別な日々を共有した。



無我夢中で駆け抜けた必死の冬。
冬の豊作を無駄にしたくはないけれど、みんなに届けられるにはまだもう少し寝かさないといけない。


冬も春も足を運べなかった友は今日も元気でやっているだろうか。


沢山寝て、食べて、本を読み、手紙をしたため、まちゅぴちゅの構想を練り、お気に入りのコーヒーを淹れ、各地の仲間やこれから始まるカヌーのことを考える。

ガイドという生業は、生で直接顔を突き合わせながら表現できるから好きで、伝える技術を磨くことができる、何ともクリエイティブな仕事だとぼくは思う。
全ては何をしでかすかしれない奇人を自由にさせてくれる理解者がいてこそですが。


漕がない時間も大事だと何年か前にnaokiさんが言っていた。


何だかワクワクしてくるなあ!

どうぞ皆々様、何かのついででもオマケでもメインでも何でもいいから、ぼくに会いに来て下さい。

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