2013年6月3日月曜日

六月の水色と「最後の晩餐」Soto Cafe

午前は、漕ぎっぷりの良すぎるお客様たちでした。

冬に各地で貯蓄した経験を、夏に湖上で必要に応じて還元する。
経験を無駄にしないで済むことが、無駄だらけの僕には非常にありがたい。
そんなわけで、思ったままに遊び回っていただけではないのですよ!‥なんてね。

足場も生活も‥ついでに心も、何から何まで相変わらず不安定ではありますが、インプット・アウトプットのバランスはちょうど半年交代。参勤交代。生え際後退。
切り替えスイッチのなさがウリの僕には、季節移動生活一新様式は合っている。
目の前の人の大切さも、ずっと一緒にいると簡単に見失い、当たり前だと勘違いをしてしまう僕だから。

インプット:アウトプット=ビジター:ホスト=アウェイ:ホーム=旅=生活=いってきます:おかえりなさい。

今日は、雲取山のお話を、ぺろっと(くどさん語)と引き出しました。


お客さまとのキョリ感も、一緒に漕げばあっという間に、すぐそばへ。

「生まれも育ちもずっとこのへんなんですか?」

出身は東京だと明かすと、「へ~、そうだったんですか!いつから北海道なんですか?‥本当、支笏湖、いいところですもんね~。じゃあ、もうずっとここに?」

うーん、僕も知りたい。分からないことは多すぎる。逆に僕は何を分かっているのだろう。

沢木耕太郎曰く、「分かっていることは分からないということだけだ。」

これ、人間の真理だと思う。
自分のことすら、(自分のことほど)分からないけれど、でも、ここは本当に美しいところ。
美しさの確かな証拠は、ここにいる生身の僕だ。



午後は、SotoCafeMAX】(かのあブログ)

ツアー前に、荷物満載カヌーに乗り込んで、くどさんと、いそいそとセッティング。


名付けて‥「最後の晩餐Soto Cafe」。



六月。新緑の新たな「生命」が、川面に映る。きゅんとする。たまらん。
六月。水色の季節。六月。北国のベストシーズンだと言う人も多い。
六月六日。ダミアンの誕生日は、たかこ(僕の、母のような友だち。‥逆か?)の誕生日。


カヌーがこれだけ浮いてくれれば、浮きっぱなしの僕も目立たずに済むなあ。‥なんてね。


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