2013年4月16日火曜日

きれいなおねーさんは好きですか。@カルマで中野


ありきたりなタイトルですいません。


香川農life直前、阿佐ヶ谷イネルでえみこさんと知り合った。
僕はカヌーを漕ぐから、四万十に行けたらいいなと話していたら、高知県四万十でcafeをやっている「みどりちゃん」という友だちがいるらしい。
四万十初日、ソーシャルワーカーが展開するCafeわくるへ、行ってみた。予期せぬ客の来訪に驚きながらも喜んでくれた。笑顔で店内に「まちゅ★ぴちゅ」を置いてくれる運びになった。

「阿佐ヶ谷イネル」でもらった手書きのニュースレター。「まちゅ★ぴちゅ」は、気付かぬうちにそこからヒントをもらっていたような気がする。

縁ありつながった、(つながっていた、か)ふたつの素敵なお店のすべての始まりの場所が、ここ。

中野無国籍食堂カルマは、まるさん。

都民投票で知り合った、ビッグイシューでもお馴染み・料理研究家の枝元なほみさんも、ここ、カルマで修行をしていたんだって。


「あべちゃんに会わせたい人がいる。とりあえずイネルに行って。」
きれいなおねーさんにそんなことを言われて、紡がれていった不思議な糸。


自分のことをよく知っているのは、自分ではない。

自分のことを気にしてくれている人が、分からないうちにそばにいたりするんだよ。
それを知ったとき、僕はとーっても嬉しかったんだ。

ふと、思ったんだ。顔の見える誰でもない誰かのために宛書してきたけれど、
実は、意図しないところで誰かにあげられているものの方が多くて大きいのかな、なんてね。

言葉が、親である僕を差し置いて、一人歩きをしていたんだ。


僕の生き方を、考え方を、僕自身を、僕の言葉を、
「面白い」とか「出会ったことのないタイプだ」とか言ってくれる人はまあ、いるよ。
昔からずっと「普通じゃない」と言われてきた。

僕は満足していないし、もっと、もっと突き抜けたくて悶えているわけで。
手がかりをつかみたくて結構必死なんだ。妖怪とか化け物にでもなりたい。

でも、そうなれないのは、分かってはいるけれど、僕は甘いんだ。甘すぎるんだ。潔癖なんだ。、きれいなものしか見たくないといつも願っているんだ。気にしないでいいところばかり気にしてしまう。最後には自分を守ってしまうんだ。逃げ癖はいつまでも抜けないし、結局自分がかわいいんだ。人は変わらないんだよ、簡単に。変わりたいと本気で思っていれば変わるはずだのに。好きなものには、好きな人にも、捨て身でありたい。どうして片足残すんだ、馬鹿。中途半端だ僕は。

途中から、春になり仕事が舞い込んでバイトをする暇もない絵描き屋も合流。

まあ、そういう問題点とかこれからどうしたらいいのかとか具体的なところまで、びしっと指摘してもらったのです。人のことなら調子よくいくらでも言えるのですが、こと自分の弱みを指摘されると、‥あたたたた。
人のふり見て何とやらです。本当。

でもね、やっぱり、嬉しいんです。気持ちの良い敗北感とでもいうのでしょうか。
僕がどうなろうとどうでもよかったら、会うことも口を酸っぱくすることもないでしょう。
僕が書くことに向き合おうとしていて、その意味を言葉の裏までちゃんとわかってくれていて、そこでどうにかやっていけるようにするにはどうしたらいいか、時間を使って一緒に考えてくれる人がいるんです。いたんです。


書きたい。書いていたい。書かせてください。生きたい。生きていたい。生かされていたい。
君に生かされた僕に、恩返しをさせてくれないか。僕はときに無力な言葉のチカラを信じているんだ。信じてもらいたいんだ。

何でもいい。
エッセイ、コラム、インタビュー、詩、‥
喋ることもしていたい。何かお話あれば、ご一報願います。

lake.abelake@gmail.com
安部 怜


2 件のコメント:

  1. 北国の極悪オヤジ2013年4月16日 11:44

    きれいなおねえさんは、もちろん好きです(笑)

    ビーパルに星野道夫のカレンダーがオマケで付いてたんだけど
    その4月の一言は
    『ある時ふとその答えが見つかった。
    何でもないことだった。
    それは「好きなことを
    やっていこう」という
    強い思いだった。』

    北国にも、ゆっくりゆっくり春が北上してきています。
    再会が楽しみ!

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  2. >北国の極悪オヤジさん
    …ですよね~。ぼくも大好きです。
    ぬおっし、フェリーの中で星野さん読むかな。

    はい、美味しいごはん食べましょ!少し大人になった気でいます。

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