2013年12月31日火曜日

おひねり制アナログ月刊紙『まちゅ★ぴちゅ』11・12合併号

昨日に引き続き、休み。
天気がいいので、千歳川に行こう。


‥ああ、そうか、今のぼくにはカヌー仕様の車がない。なんてこった、漕ぎ納めが千歳川でないなんて。
仕方がないので、全部は自分のせいなのですが、引きこもってせっせと年が変わる前に制作完了。


たまには、後ろを向いて歩こう。

ぼくのグレート2013年を一枚にまとめました。


紙面に載せられなかったSpecial Thanksをコチラで‥

まさとし、ぶー、たかこ、はまだくん、ちかちゃん、きんちゃん、ちほ、テムジンさん、北国の極悪オヤジさん、はらーち、
長野「つながり自然農園」のあきら、
茂木のすずきさん、フーコ、しかのさん、やぎー、
鹿児島「ゴミ混沌ストア」のYUTO&MIKAさん、
おっくん、あか、ぱくちゃん、Chikaさん、
四万十「カゴノオト」、
あまぐりさん、ようちゃん、SBB隊長、らいき、みすたーからがわ夫妻、かねちゃん、セルさん、
中野「カルマ」のまるさん、
「イネル」のえみこさん、
ふじこちゃん、みっちー、陽子さん、かげちゃん、純さん、naoさん、ようこさん、工藤Pちゃん、なつきさん、わかめちゃん、
ニセコ「フォレストレック」の矢吹さん、
さいとうさん、
釧路「SOMOKUYA」、
「わっか」、阿寒の若き木彫り職人、スイスのめぐみさん、ハイデルベルクのしばけん、しょこたん、いくらちゃん、モノノケユースケさん、川崎さん、
札幌カフェ「みんたる」、
イトマン夫妻、ミエさん、のだっち、すずさん、えりちゃん、冨田貴史さん‥


一年書いてみたら、結局60~70人程に『まちゅ』を届けることができた。

顔の見える確かなつながりは強い。
世界や政治や他がどうでも、「ぼくはあなたのそばにいるよ」と伝えたくて、寄り添っていたい人に、寄り添ってほしい人に送りつけて、誰よりもぼくが明日を生きる力を得ていたわけです。

あたたかい心、多種多様なおひねり、ありがとうございます。

とりあえず、2013年の『まちゅ★ぴちゅ』はこれにて無事終了。

今年もお世話になりました!
小学生モード全開の年賀状をお楽しみにー。

よいお年を。














2013年12月30日月曜日

千歳の「かもめ食堂」と、さがしもの

ぼくの大好きなムーミンといえば‥フィンランド。
フィンランドといえば‥映画、『かもめ食堂』。

同名のお店が千歳にあるというので、行ってみた。

食べログ かもめ食堂


白と水色。シンプル イズ お洒落。

うーん、「っぽい」ではありませんか。


店内はガラスやら鏡やらが大きいのでとっても明るく、子どもたちの笑い声が響く。
全くもって悪くない。
が、しかし、昼に行っても夜のような、ひっそり秘密の隠れ家風味空間が好みのぼくにはちと健全すぎるかな。




カリッと「パングラタン」。スープ、飲み物付きで1000円。

全メニューにもれなくついてくるのは、「北欧気分」。プライスレス。




「おおきなカフェラテ」アート。

左、ぼくには崩れたミッキーにしか見えなかったのだけれど、どうやらウサギだったらしい。



自分の暮らす町のことを、知りたい。
ぼくは千歳川のこと、支笏湖のこと、他の川や湖のことをほんの少し知った気でいるだけ。

知りたいのは、知れば、愛せるから。
愛したいから知りたいのか、知りたいから愛するのか、本当のところはよく分からないけれど、
実のところ、本当のことなんてどうでもよかったりする。

ただ、ぼくは今、この町に住んでいて、それが事実で、それが大事。
どこから来て、どこへ行くのかなんて、興味のないところを評価されたくはない。
だって、今、ぼくは、ここにいる。

あなたは今、どこにいますか?他に行きたいところはありませんか?
もしも、すぐにどこか思い浮かぶのならば、そこへ今すぐ行くべきだとぼくは思います。場所でなくとも人でも、事でも物でも、対象は何でもいい。
行けば偉いのでも、行かずに我慢するのが正解でもなく、上でも下でもなく、すべて同等。
すべては、導かれるかどうか、呼ばれるかどうか、求め、求められるか、縁があるかないか、情熱があるかどうか。
嘘は、足が動くかどうかで分かるだろう。動いている人は口を動かす暇がない。


小樽からの帰り道。
「一週間、何の制限もなく、どこかへ行っていいって言われたらどこに行きたい?」

naokiさんに聞かれて、答えに詰まった。
行きたいところが特にない自分に我ながら驚き、答えに窮して聞き返したなら、naokさんが答えた。

「‥特にないなあ。結局、冬は氷濤やってるのが一番幸せなんだな~。」



‥ハッとした。
いつもニョロニョロのように、「ここではないどこか」を探しさまよっているぼくは今、「ここではないどこか」を欲していなくて、
それはつまり、「ここ」が、いつかの「どこか」だったからかもしれないということに気が付いた。

今、ここより他に好奇心をくすぐる場所が、日本に、地球上に、ひとつも見当たらない。
それがどれだけぼくの浮足立ってばかりの心に平穏をもたらしてくれていることか。

相変わらずお金はないし、執着心も育っていない。まあお金以外は全部持っているつもりでいるけれど、現実問題クルマをどうにかしないといけない。気の置けない仲間や気ちがい家族に愛を伝えるにはちと遠い。けれど、物理的距離を越えるものしかぼくはつくってきていないし、全部ひっくるめて、ぼくは「幸せ」で、
今の暮らし、今の仕事、今の自分、今目の前にあるすべての事柄が気に入っているのだろう。

何事もそうだが‥
初めての冬も、一度きり。味わい尽くそう、死なない程度に。第一印象は裏切らないから特に丁重に。

気付いたら、初めての千歳での12月が明日で終わろうとしている。
















2013年12月29日日曜日

氷濤まつり22~雪かきと放水再開

四日ぶりに全員集合。
賑やかで楽しい。

午前中はひたすら雪かき。
ふわふわパウダー、重たい湿り雪…、雪にもいろいろあるらしいことを学び始めている。

明日から交代で休み。
天気次第で出勤の可能性もあるらしいが、人が休むときに働くのは嫌いではない。

おひねり制アナログ月刊紙『まちゅ★ぴちゅ』やら、はまだ編集長の『BABY&PEACE』の原稿やら、あれこれ制作できればいいなあ。

車のこともどうにかせねば。

2013年12月28日土曜日

偏愛道具学22~夢のブーツ、ソレル


ずっと欲しくて、ずっと必要性のなかった夢のブーツ。

ぼくはこれから未知なる領域へ突入するのだから頼れる相棒が必要だろうと、秀岳荘の秋のセールでスキップしながら手に入れた。

冬っぽくて、いいしょ。
「○○っぽい」は、どんなときも、意外と馬鹿にできない。



2013年12月27日金曜日

年の初めのラブレター制作


休み。ひたすらラブレター制作。

結局今年の年賀状も、カッコ良い写真の術はやめて、ぼくらしく、面倒臭い文字だけ勝負にしました。
最初と最後の年賀状の完成度が違いすぎるのは毎年のことか。

誰でもないあなたが手にしたときに、クスリと笑ってもらえたらいいのですが。


「虫の知らせ」ではないけれど、不思議なことがあるもので。
これから事故るぞというクリスマスイブの朝。ぼくは何でもない日常の風景を切り取っていた。

これからいろんなところへ一緒に行くはずだった相棒、最後の生前写真。車は水色に限る。


支笏湖へ向かういつもの道。片道26キロ。信号でとまることは、ほぼない。


頼れるJAFを待っている間、車内から見上げた空は、やけに青かった。



‥ガガーリンか。

2013年12月26日木曜日

氷濤まつり21~天気と共に

いつの間にやら、ぽくなってきました。


手前は「すべり台」。

今日はあたたかすぎるため、放水すると氷がつくどころか溶けてしまうので、放水作業はせずに午前で上がり。

夏も冬も、ぼくら人間の都合なんてお構いなし、支笏湖の天気次第なお仕事なのです。

2013年12月25日水曜日

メガネが飛んだ日


ご心配お掛けして。有難い。
なんでかぼくは元気満々なのでご安心を。去年のぼくなら新宿へ逃げ戻りたくなっただろうけれど。
お金は稼げばいいし、まあそれがなかなか大変なのだけれど、でも、身体はひとつしかないからね。



守ってくれてありがとう。
この先どんな車に乗っても、初めて付き合った君とのことはいつまでも特別だよ。

やってしまったことはどうしようもないので、反省はしますが落ち込むのは時間や心の無駄ですから。

そんなわけでナイスな中古車情報お待ちしています。

夏はカヌーを積みたいから、軽のワンボックスがいいのですが、
またやらかさないとも限らないし、1.2.3月を越せるだけの適当な車でもいいのかなーなんてことも思ったり。
勿論の4WDで何かあればご一報願います。

スズキのハスラー、かっこよすぎです。
http://rocketnews24.com/2013/11/23/390386/





2013年12月24日火曜日

クリスマスイブの別れ


早くも北国の洗礼を受けた。
生命に感謝。謙虚に生きねば。
平穏に暮らすというのは、ほんに難しい。引きが強すぎる。

ちょうど一ヶ月。初めての車との別れは突然に。
たった一ヶ月。すべてはぼくが過信していたから。
慣れた頃が一番危ない。
ありがとうとごめんね。

さ、金がかかるぞ、働くぞ。ちゃんと生きられるその日まで。

2013年12月23日月曜日

氷濤まつり20~放水開始

今まではリハーサルのようなものだったのですね。

午後からは、各モニュメントへ放水するため、ホースを配置。

予報を裏切る雪の中、本番も知らないけれど、なんだか「らしく」なってきました。


冬のまつり。
厳しい寒さの中、カッパを凍らせながら、さて、何がどう形になっていくのだろう。

明日からは、スパイク長靴(ピン付き)大活躍とのこと。


赤いサンタ 美々は白

クリスマスってナンダ?
無宗教イストとして、何でもないように、今日もカヌーを漕ぎに行った。



そこには、赤いサンタさんがいた。

流れはあるようでなく、沼をのらりくらりと漕ぎ進む。アドレナリンが分泌される激流とは全く趣が異なる美々。

Where are we?

瞬時にTrip感を味わえる稀有な空間。

Where are we?

日常で自分がどこにいるかを見失えるなんて、何たる幸せではありませんか。
本来、生命‥ありとあらゆるすべては、もっとずっとあやふやで曖昧だったのだろう。



何でもないように、いつものように、カヌー。
何にも言わずに、いっとう特別な時間。

勇払原野をくねくねと流るる雪の美々川で編まれる一遍の物語。
形に残らない、換金化できない、たったひとつのプレゼントのつもりだったんだ。

何にも持たない今のぼくが唯一渡せるものは「今」だけだから。

カヌーは、「今」を漕ぐ。跡が残らないのがいい。
陸地でも同じで、過去なんていらないし、知らない。過去があって「今」があるから感謝はするけれど、そんなことは「今」のぼくにはどうでもいい。
「未来」はどうでもよくないけれど、「今」をまっすぐに愛することより大切なことは何にもない。



 赤と緑は、クリスマスカラーだね。





冬もカヌーを漕げることが、こんなに幸せなことだったなんて。
ぼくは今まで何を見ていたのだろう。




2013年12月22日日曜日

小樽ゆき物語 冬の流星

昨日、午前中は氷濤。

午後からnaokiさんと小樽。現地で洞爺の福島豪ちゃんと合流。


わ、サンタ!いえーい!

詳細はコチラ→小樽ゆき物語 冬の流星

イベントは、12/22-24日、17~20時開催です。

クリスマスっぽさを味わいたい方は是非。きれいでしたよ。



ぼくらの任務は、青く光り輝くLED、「いのり星」(水に着水すると光る仕組み)を放流し、それが風や潮の流れで固まってしまうのを阻止すべく、ひたすら回収、放流を繰り返すこと。

ということで、初めまして、小樽運河。
そうか、君はしょっぱいんだね。


陸地から見るのと水上から見るのと、どちらがきれいなのだろう。


 闇夜にうっすらとオリーブカヌー。

久しぶりの小樽は、やけに本州っぽく映った。


何をするのでも、どんな世界でも、つながりあうことであたたまり、上昇していく。熱がないと気球は空を浮かべない。

現場に足を運ぶ。自分の目で見る。現実はそこになら、そこかしこ転がっている。


そうしてぼくは、「人」というよりも、「人」と「人」との間にあるものに重きを置いているのだな、と。

学びや気付きの多い時間となりました。







2013年12月20日金曜日

暮らしの唄と氷濤まつり19~脚立運搬と「さんぽ道」等への網張り

久しぶりに寒かった。0℃を下回った気がする。

ドイツ・プステフィックス社風間違い探し。


ひとりだけ、ぶっさいく。


‥行儀よく整列なんかしてられっかい。
カヌー乗りはよだれを垂らすであろう青い手ぬぐいは「屈斜路ガイドステーションわっか」のオリジナル注染てぬぐいやでー。


しゃぼクマたちの世界にもいろいろ、いろいろある。
家族、恋人、独身貴族‥


付き合おうが、付き合わなかろうが、結婚していようがしていなかろうが、子どもがいようといなかろうと、仕事が安定していないとか、保険がどうだとか、年相応だとかあーだこーだ‥

何なんだろうなと思う。


『君と情』
2013年12月20日

「世間」ってナンダ?ドコにある?

君がいて ぼくがいる 
本当は それだけでぼくら 良かったんじゃない?

染みついている現実逃避癖でもなく 
ただ ぼくら 無駄なものばかり 整えすぎたんじゃない?

君がいて ぼくがいる。
本当は それだけで 良かったんじゃない?

どうして ぼくら 目を背けた?いつから ぼくら‥?
どうして ぼくら 弱いぼくらを 赦してあげられなかった?

お金の数え方 それも大事
でもね 心の量り方 それが大事 
心は 矢印はどこへ向かっているかを 
「世間」はどうでも 
ぼくはいつでも確かめながら丁寧に 歩いていきたい 暮らしていきたい

旅するように「暮らし」 暮らすようにまた旅 
いつまでも どこまでも君途上




友人のはまだくんの言葉をご紹介。(Twitterより)

大切な人や大切なこととの、自分との関係性をいちいち俗世間のくくりと照らし合わせ相似してても、それを本質的には大切になんてできないよ。他の誰でもないあんたと、他の誰でもない自分との世界で唯一の繋がりなんだから。

2013年12月19日木曜日

氷濤まつり18~通路とステージへのマツ付け&入口出口への網とカヌーと「茜色の夕日」


骨組み制作期間に比べると、断然身体が楽になっています。
といっても一日中寒空の下、外にいるわけで消耗しないわけでもない。

だども、湖が凪いでいた。つまり、ぼくを呼んでいた。





12月の支笏湖に、はじめまして。

ああ、そういえば、12月の北海道にも「はじめまして」、か。

JULAY 12月。


この頃、お気に入りの一曲。



SUPER LIVEを開催すると毎回はまだくんが選曲してニヤニヤしながらぼくを見る、そんな唄。


2013年12月18日水曜日

氷濤まつり17 苔の緑はマツの森

作業をしていると、暑いくらいの好天が続いています。
‥といっても5℃はないはずなので、東京感覚では真冬です。


本日は、氷濤まつりの主役と思われる「苔の洞門」作業。

単管の骨組みに、先日取りに行ったマツを上から隙間ないように敷き詰めていくと‥



びっしりと、いい匂い。

地上組は、目やら口やらなんやらに雪やらマツのカスを浴びながら。

空中組は、高所でのバランス感覚と、筋力を酷使。


一本ずつ、ヒモで結んでいくと‥



どーん!
トトロの森‥ではなく、マツの森。苔の緑色は、マツの緑で表現するのですね。

ライトアップされて緑一色のトンネル内を歩いたら、さぞかし感動するだろう。

芸術作品がひとつ、ひとつずつ、着実に仕上がってきております。






2013年12月17日火曜日

氷濤まつり16~網張りとシバ付けと、おめでとう


骨組みは完成。
昨日の後半からは、漁業用網と枝ぶりの良い枝をヒモでくくりつけていっています。
そこに水をかけていき、氷が張っていくです。

何がどうなるのでしょうか。
全てが凍るとき、ぼくは果たしてまともに歩けるのだろうか。


氷濤制作陣12人中、6人が愛用している最強防寒ツナギは「ホーマック」にあり。




今日は友人の誕生日。彼は彼女との新しい暮らしを始める準備に追われているらしい。


正しいXmasイブのすゝめ2(2011年12月25日てやんday)より。

そんなことを聞いたりすると、
時間は確実に誰のところにも同じように流れているのだよなあ、と当たり前のようで奇跡のような事実を改めて思わされるわけです。
新宿の田舎を短パンで走り回っていたぼくらは、あの頃のまま。

みんな、みんな、幸せであればいい。

毎日顔を合わせることはできなくなったけれど、会えるときに会いに行くよ。その刹那、思いっきり笑い会うんだ。それでいい。ぼくらは小学生ではなくなったし、今を愛せているから、あの頃に戻る気もない。

大事なのは、愛したいものは、「今」、この一瞬間にしかなくて、
それはどうしたって言葉では捕えきれず、唄で表せるわけもなく、誰かに分かられるはずもなく。
分かってもらいたいと思ってもいないのは、自分が分かっていて、あなたが分かってくれていればいいから。


すべては、ひとつ、たったひとつのためにあったことに、ようやっとぼくは気付いたのだ。

唄いたいのではなく、書きたいのでもなく、漕ぎたいのでもなく、ぼくは伝えたかったのだ。あなたに、思い出させて欲しかったのだ。


今冬のずきゅんわーどは、「暮らし」。
暮らしを愛すること。
みんなの「当たり前」が、ぼくにはとっても「新しい」。


「どこか」に行かなくても大丈夫なのは、今いる「ここ」は、だって、いつかの「どこか」だったかもしれないのだから。











2013年12月16日月曜日

12月の千歳川

昨日、naokiさんが勇払原野で氷をガリガリ割ってニタついている頃、千歳では‥
かのあブログ→【果てのはて】。

貴重なお休み。二度寝をして起きたら11時。

ん?予報では吹雪のはずだけれども、いい天気だなあ。
‥カヌー、漕ぎたいなあ。千歳川、白くなってるかなあ。


千歳の有名人といえばこの方、「頑固爺さん」。
時間が合ったので久々に千歳川の大先輩と、愛すべき川へ。









喋りながら漕いでいたら、オジロワシが近距離に。気付いた時には空高く。


カヌーと雪、全くもって悪くない。

愛艇「明日FINDER」、遊び心溢れる君とならどこへでも行きたい。


がんじいブログ→雪の千歳川より、写真拝借。

さ、次回の千歳川は、真っ白かな?


2013年12月14日土曜日

氷濤まつり15~「花」と「カベ」と「通路」と「カマクラ」と昼休みのカヌー

昨日の帰り道、一寸先は真っ白吹雪道は恐ろしかった。道がどれか分からなくなるなんて、すごい世界。「ホワイトアウト」という言葉が初めて現実味を持った。

「何となく」暮らせる場所ではないよなと、ぼくなんかは思うのだけれど、ずっと北海道にいる人にはそれが「普通」なのだよなあ。

ぼくはチビりかけながらも、「アラスカハイウェイってこんな感じかしら」なんてことを考えていた。
目下雪道実地講習中のはずだのに、ふつふつと沸いてくるのは恐ろしさだけではないようで、ぼくの心は笑っていた。
生きている実感というのを、暮らしながら感じられる場所は、この国にどれくらいあるのだろう。

日付変わって今日。

昼休み、「ちょっと漕ぐかな」と言うnaokiさんとカヌー。


どうして漕ぐのか。
そこにパドルがあったから。

どうして生きるのか。
そこに[生命]があったから。

答えはいつでも、シンプルにしておきたい。



ツアースタート場所から眺める第五駐車場もすっかり様変わり。



景色が変わり、着る服が変わっても、変わらないのはカヌー愛。


 出艇場所もこの通り。


 ↑上↓下間違い探し。



正解は、『つららパドル』でした。


2013年12月13日金曜日

氷濤まつり14~「ステージ」と「花」


通勤後ほどなく、降り始めた雪はとどまることを知らないようで、一日中雪の中での作業。

つるっと滑り、東京者っぽさをアピールしておきましたとさ。


さてさて、明日も安全運転でいきましょう。



2013年12月12日木曜日

氷濤まつり13~シラカバ確保


‥トンネルの向こうは雪国だった。


ベタですいません。でも、本当なんだもの。

寒いけれど天気は良く、雪が積もるとそれまでの少々侘しい茶色な世界が、パッと華やぐようだ。
遠くをぼんやりと眺めながら歩いていると、何でか湖上にいるような錯覚に陥った。

謎の充足感。沸々と心の奥の方からこみ上げてくる喜びはナンダ?
白と青の世界の中に、誰でもない自分が存在していることが嬉しいのだろうか。
ずっと、ぼくはこの世界を見たかったのかもしれない。

撮りたい瞬間は沢山あるのですが‥写真がなくて残念。

東京人にとっては既に大雪レベル。さらさらこぼれる水を含まない雪。これが「パウダースノー」というヤツだろう。
道産子の多い氷濤スタッフの中にあって、ぼくはやっぱりベタにはしゃいでしまいます。

心が喜ぶと、身体を動かさずにはいられなくなり、身体を動かしていると、心も動き出す。
どちらが先だったのだろうか。順序なんてのはどうでもいいか。

ぼくは、山や見晴らしの良い平地のみならず、雪上でも走りたい衝動に駆られる性質があるらしい。
衝動の熱源は、間違いなく、「気持ち良さ」だろう。

心のままに身体を動かそう。心も身体も錆びないように。

自由の翼を得たならば、ランニングや自転車、カヌーのようなtrip感を味わえるのは間違いないなあ。「スノーバム」かあ。


今日はシラカバを取りに、ちょいと支笏湖を脱出していたのです。
支笏湖南西方面、美笛から先は真っ白となり、湖北東側に位置する温泉街(氷濤まつり会場)は恵まれた環境であることを改めて思います。

岡本太郎はかつて言いました。
「同じことをくりかえすくらいなら死んでしまえ」

単管を組んだり、木を切ったり、マツをとったり、さまざまな作業行程があり、この仕事はぼくには初めてのことだらけで、「新しい」は、「面白い」!

街の唄~「提供したい」

「提供したい」
2012年12月30日。



なにやってんだろう
大好きなことをやってるのに

なにやってんだろう

大好きなあの子から遠く離れて


たまにふっと途切れる

カッコ良いはずのオレなのに

やりたいこととか、どうでもよくなるよ

君の笑顔を守らせて

君の夢を見ていたいだけ

君のそばで笑わせて


なにやってんだろう

美しい目の前の景色

なにやってんだろう

この地球に生まれた奇跡

なにやってんだろう

毎日目の前で展開される360度パノラマspectacle

2013年12月11日水曜日

氷濤マツり12~マツ取り

日中気温2℃くらい。
天敵は汗冷え。

今日は「苔の洞門」に使われるというマツを取りに行った。


1倒れているマツの中から枝振りの良いやつを探し出す。
2チェーンソーでいい長さに切る。
3ひたすらトラックへ運ぶ、運ぶ、運ぶ。

トラック、軽トラの二台で三往復。


専門学生時、長野は黒姫。
音がうるさく、センスもなかったため、チェーンソー講習を抜けたぼくは、ここ支笏でチェーンソーとまさかの再会を果した。

何をしてどこにいても、行きつく先は結局同じなのだから、逃げ回ることはやめて、潔く覚悟を決めるべきなのだ。

「あのときもっと勉強しておけばよかった」と、今年になって初めて思うようになった。
思ったなら、遅いことなどないのだから、気付いたそばから学べばいいのだ。

植物のこと、生物のこと、地球のこと、天気のこと、風、火、道具、車‥

知りたいことやできるようになりたいことが、なくなる日は来るのだろうか。


チェーンソー。
氷濤まつり制作に欠かせない道具のひとつなのでした。




2013年12月10日火曜日

氷濤まつり的道具学~手袋

久しぶりに、しっかりと雨、でした。

本日、氷濤まつりの心臓がお出まし。「水吸い上げポンプ」とでもいうのでしょうか。
何をするか先読みができないのでカメラをいつでも持ち歩けず、写真が少なく無念。

夏場のツアースタート場所である千歳川源流部から水を吸い上げ、その水を凍らせて、氷アートができるわけですね。

雨がひどいので、午後は休みとなりました。


さて本題。
外作業の心臓は手。

洒落オツ作業着屋、北海道ブランド【プロノ】にて購入。

・「グリップ」3Pパック 649円

防水・撥水性等はないので、雨やら雪やら水濡れ必須コンディション時は使いません。

二週間使うと‥

どうやら親指と人差し指がいい仕事をするようで、他の指より先にゴム部分が剥げました。



寒がりなぼくにはちと薄い気がして、この頃は皮手袋を投入してみています。

カヌー、農業、氷濤、‥
道具の話ができる場所というのは、いいものですな!